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4月(2022/4) 634ears Monthly News

634earsのMonthly Newsの2022年4月号です。

1)新製品予定
2)LOAK試聴サービス現在の状況(オーナー向けも)
3)木材の在庫・入荷状況
4)現在の納期、リメイク
5)パンフレットと小冊子について
6)コラム「開発期間のお話し」
7)終わりに

こんにちは。634earsのムサシです。2022年4月の定期通信です。

1)新製品予定

新製品(というか限定商品)を4/25より予定しております。
LOAKをベースにした限定商品です。筐体は真鍮。詳細は後日アップしていきますが、ただ真鍮筐体にしただけのLOAKというわけではなく若干の形状の変更と真鍮筐体のデメリットを補完しメリットをうまく引き出すべくチューニングとフロント筐体の空間の広さを少し変更しています。

そして今回より真鍮筐体に初めての試みとして「緑青」という技法を取り入れて真鍮を青錆で保護しつつ外観の個性を持たせております。

また、これ以外にもう1つ予定しておりましたが、ここ最近の色んな影響で国内では販売に至らず、新製品に関しても限定販売という形をとらざるを得ない感じです。こちらは下のコラムで少し詳しく述べたいと思います。

まずはここでは4/25に発売ということで、詳細はまた追って商品ページなどを用意しますので後日アップされてからご覧くださいませ。

どちらも真鍮がベースで 真鍮+木材 と フル真鍮(緑青技法)の2タイプを考えております。
販売個数はすべて合わせて15個のみです。

2)LOAK試聴サービス現在の状況

LOAKの試聴貸出は今現在空いております。比較的すぐ試聴機を手配できるかと思います。詳しくは「LOAKの試聴機貸し出しについて」をご覧ください。

LOAKのオーナー様向けのカスタム試聴機も4月末より空いております。ぜひお持ちのLOAKと比較して楽しんでみてください。ある程度しましたらまた試聴機のチューニングを変えてみたいと思います。

3)木材の在庫・入荷状況

今月は
・カリマンタンエボニー
・カメルーンエボニー
が入荷しております。特にカリマンタンエボニーは634earsでは標準の黒檀として使用しておりますが、今回入荷しているものは密度が高く滑らかです。油分もあって表面がツルッと綺麗です。 逆にカメルーンエボニーはすこしつや消しっぽくなります。

4)現在の納期、リメイク品

現在の納期はほぼ1か月以内に発送可能です。8iTEの一部や特殊なオーダーは1ヵ月半程度お待ちいただく場合もあるかと思います。
すぐに用意できる機種もありますのでそこらへんはオーダーの前にお問い合わせいただければと思います。

リメイク品は OBER-SS、MEIZ、JAIBがわずかにあります。LOAK筐体のB級品はLOAKは現在1つございます。詳細はお問い合わせくださいませ。ちなみによくお問い合わせいただくのですがリメイク品の価格はだいたい定価の半分くらいという感じです。

4)パンフレットと小冊子について

パンフレットと小冊子を先月からお申込み受付いたしましたが、ほぼ配布が終了いたしました。今後もひとまずはお申込みがあれば1人1部まで無料で配送しようかと思います。(今後小冊子のみ有料になる可能性はございます)

パンフレットと小冊子をご希望の方は
  →「パンフレットと小冊子」ぺージ よりお申込みください。

6)コラム「開発期間のお話し」

「開発期間」ってなに?と思われるかもしれませんが、今月の4/25に発売する製品と国内販売を予定していたもう1つの製品に関わる話です。

開発期間というのは製品企画から構想、開発計画、生産準備などを経て販売開始に至るまでの期間のことです。 「こういう製品と作ろう」と思ってから構想をねり、設計やチューニング、その後の部品類の入手計画も含めて、販売数や販売時期、価格や売り方までいろいろな工程を経て販売に至ります。

634earsではおおよそ開発期間はどんなに短くても半年はかかる感じで、何かの製品を販売したときにはすでに別の何かが別に進んでいるような状態です。

これが今回の製品と何の関係があるのか?と思われるかもしれませんが、短くても販売までに最低半年かかるというのがポイントになってきます。今までは1年でも2年でも半年でもじっくり時間をかけることができましたが、今は半年前とは原価も違えば部品類の入手がむずかしかったり、円安が大きく進んでいたりと状況がまるで違います。

半年前に考えていた「これくらいの原価でこれくらいの価格でこれくらいの数を用意しよう」というのがまるで意味をなさなくなるくらいに大きく違いがあります。当初の予定通りの価格と数を販売しても元を取れないような状況になる可能性が高いのです。

今回の真鍮のイヤホンも定番として入れるつもりではあったのですが、筐体だけでも送料を含めると相当な値上がりをしていて、たくさんの予備をもつような大量発注であったり、逆に追加注文などがかなり厳しい状態です。
また、もう1つ国内販売予定だったイヤホンに関してはもはやその価格では売れれば売れるほどマイナスになるような状態だったので途中で企画を中止しています。ちなみに筐体もドライバーのチューニングも仕上がっていてすでに手元にあるのですが販売できない状況です。価格を上げればよいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうなると単純に音がそのままというわけにはいきませんのでそう簡単ではないのです。

この状況があまり改善するような兆しがなくて、今後も続きそうな気配があるので今後は数量を最小のみの限定で売り切って終わりというような商品展開をせざるを得ないなとう感じです。

開発期間をものすごく短期にできればまた違うとは思うのですが、筐体だけでも設計してから形状テスト、次に金属で試作して音のテストを数回繰り返して最終の発注をしても短くても3か月は絶対にかかります。なのでやはり半年より短くするのは現状不可能であり、そのなかでリスクを回避するためには数を最小で作ることが今できることかなと考えています。

なので今在庫を持っているモデルのイヤホンも、なくなったからと言って追加で発注することすら厳しくなってきています。おそらくこのまま終売というモデルがほとんどになるのかなという感じです。

とても厳しいですね。他のメーカーさんも少ない個数での限定販売などを見ることが多くなってきましたが(それでも100個とかあるのはさすが大手メーカーさんですが)、それもこういった状況が関係していると思います。

半年前の価格ではなくなってきている、半年前は手にはいったものが手に入らなくなってきている、そもそも為替が大きく変動している。大変ですがこれも事業として乗り越えるべき課題だと思いますから、試行錯誤しながら大好きな音楽を聴くためのイヤホンを作っていきたいなと思います。

7)終わりに

そいういえば、今回は某オーディオイベントには出展いたしません。お誘いをうけましたが今の状況で感染対策なども含めた準備を札幌から東京への移動もあってやることが大変すぎることと、GWなので会場は人数を限定しているとはいえ東京の人ではすごいだろうと色々リスクを考えた上で辞退いたしました。
本来なら単独での試聴会もしたいところですが、状況がもう少し改善するまでまつか、そもそも貸出などをベースに別の仕組みを構築したりしたほうがよいのかなと考えたりもしています。

ひとまず4/25の真鍮の新LOAKはご期待ください。期待を裏切らない音だと思いますよ♪

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