【634EARSについて】
ひとつひとつ手作りで作るイヤホン
634EARS(ロクサンヨンイヤーズ)は私634(ムサシ)によるイヤホン自作の趣味が高じて誕生したブランドです。
試行錯誤を繰り返しながらノウハウを積み上げひとつひとつ手作りでイヤホンを作ることが634EARSのこだわりの1つです。
D型ドライバ―で楽しむ音楽
634EARSでは基本的にはダイナミック型ドライバ―を使うイヤホンが多く、音を分析的に聴くよりも「音楽」を楽しめるような音作りを心がけています。
またイヤホンの開発や製作において、ダイナミック型ドライバ―のノウハウはとても情報が少ないですが、逆に自分で1つ1つ実験を繰り返し試行錯誤していくことでノウハウを構築する楽しみもあります。
それこそ「自分で作る醍醐味」だと感じてダイナミック型ドライバーを採用しています。
違いを楽しむ、わからない部分を楽しむ
634EARSのイヤホンでは多くのモデルで「木材」を使用しています。
木材の種類の多さとそれに伴う音の違い、また見た目にも木材それぞれに個性があることなどの魅力から木材を使ったイヤホン筐体は今では634EARSには欠かせない要素の1つとなっています。
木材には個体差もあるため、選んだ木材でイヤホンを制作し完成するまで100%の音はわからないという部分はポジティブにもネガティブにも捉えられますがこの世界に1つの特別なものという意味ではとても魅力的です。
木材を選ぶという魅力
634EARSでは音作りの要素の1つとして木材を使用しているので、この筐体の木材の種類だけで音が決まるわけではないですが、それでも木材を選んで作るイヤホンは他にない独自の魅力があります。
私もイヤホンを制作しつつ、完成してみないとわからない木材の音であったり、お客さまが選んだ木材の選択の意図や過程を想像しながら楽しんでいます。
出来上がったときにイメージした通りの音になることもまた楽しいですし、予想と違った音になり 「なるほどそうきたかぁ」 と原因を探り、その木材やチューニングの新しい側面を知ることができるのも楽しさの1つです。
実際には音楽や音を聴いて楽しむためのイヤホンですが、木材を選ぶという工程そのものにも色んな楽しみが詰まっています。
是非そういった部分もお楽しみいただけたらと思います。
「あえて」「わざわざ」
最近はイヤホンもケーブルのない無線タイプや低価格でも高音質高品質のものが多々あります。
そんななかで「あえてわざわざ木材や金属を削りひとつひとつハンドメイドで作るイヤホン」多くの方にとって必ずしも必要不可欠なものではありません。
しかし、自分の好きなイヤホンでお気に入りの音楽を聴く楽しみはとても豊かな時間でもあります。
音楽の楽しみ方や好みは人それぞれでありポータブルオーディオの楽しみ方や価値観もそれぞれです。
634EARSは基本的には私自身が楽しむために好きな音を求めて制作していますが、その道筋や過程を含めて製品やコンテンツに興味を持たれた方がいらっしゃいましたらぜひ一緒に楽しみを共有したいと思う次第です。
ちなみにブランド名の由来ですが、私が「ムサシ」という名前でして、それを数字にして「634」ということで「ロクサンヨンイヤーズ」と名付けました。
634EARS ムサシ